05年 / 仙台ハイランド / 耐久レース / レースレポート |
仙台ハイランド / 耐久レース
参戦するキッカケは、サーキットでインストラクターの仕事で、同乗走行もやっているのですが、その時に、オレの速さを認めてくれて、雇って頂ける事になりました。
チームIMAから2月に「優勝請負人として、耐久レースに出場してくれないか?」
と誘われ、仕事として、優勝請負人として参戦する事になりました。
3月に車が出来上がり、4月にサーキットでシェイクダウンを兼ねて、セットアップも担当。
そして5月の第1戦を迎えた。
耐久レース / 第1戦〜予選〜
リザルト / ポールポジション(1位)
フリー走行をトップタイムで終えて、チーム全体も活気づく。
予選もオレが担当。残り時間10分をきった所で、ピットアウト。
2周のタイムアタック。ピットから無線が入る。「トップだよ。1位だから、ピットインして下さい」
予選、ポールポジション獲得。優勝請負人として、まずは1つの仕事を達成。
チーム初のポールポジションも獲得して、監督、スタッフも凄く喜んでくれた。
決勝レースでも、「渡辺を雇って良かった」と言われる仕事をしたい。
耐久レース / 第1戦〜決勝〜
リザルト / 優勝
決勝は、3時間耐久。ドライバーは、オレを含めて3人。スタートとフィニッシュの1時間30分をオレが担当。
残り1時間30分を、2人のドライバーが担当。燃費、タイヤ等を考えて、2ストップ作戦にする事になった。
ローリングスタートで、決勝レースが始った。
ポールポジションからの、このレースは必ず勝ちたい。
出走台数が30台程だったので、絡まない様に慎重にスタートした。ゴールは3時間先。
レースでも、オレはぶっちぎりの体制を築きあげ、ドライバーチェンジ。
オレも含め、2名のドライバーの方々もスピン、コースアウト等せずに、順調に作戦通りに進んだ。
圧倒的な強さで、開幕戦を優勝した。
チームにとって初優勝、初ポールポジション、初ファステストラップ。
チーム全員が喜んでくれて、オレも凄く嬉しかった。
全戦全勝して、チャンピオンを獲得できる様に頑張ります。
耐久レース / 第2戦〜予選〜
リザルト / 2位
フリー走行は、前戦と同じく、1位で終えた。今回のレースも、全員一丸となって、優勝を目指し、2連勝する気持ちで乗り込んだ。
初戦とは違い、作戦を錬って、サーキット入り。2戦目なので、ドライバー、スタッフ共、少し余裕があった。
予選では、前回のレースより少し早めにピットアウト。確実にクリアラップを取る為に。
2周走った時点で、ピットから無線が入る。「トップです。ピットインして下さい」
予選残り5分の所で、ピットイン。残り1分となった時点では、1位だった。
しかし、チェッカーと同時に、2位に降格。
チーム全体に、「予選は1位当たり前」という、油断があった様に見えた。
ただ耐久レースでは、予選はそんなに重要じゃない。
オレ個人的には、凄く悔しかった。耐久とはいえ、ポールポジションを獲得したかった。
耐久レース / 第2戦〜決勝〜
リザルト / 2位
予選は予選として、気持ちを切り替えて、決勝に。今回の作戦は、何故か1ストップ作戦となった。レース時間は前回と同じ、3時間。作戦を変更する意味があったのだろうか。。
ただ、インテグラは重い上に、燃費が悪い。
給油の時間等を計算すると、計算上では1ストップの方が良い事になった。
その分、ラップタイムを遅くする。かなり遅いラップタイムで走らないと、1ストップは無理。
それでも、計算上では、1ストップの方が有利の表示。
決勝レースがスタートした。
今回は1ストップなので、オレはフィニッシュドライバーとなった。
1時間10分後、作戦通りオレにドライバーチェンジ。
順調に行くかと思われたが、10分後ドリンクのホースが抜け、腕に絡まるトラブルが。
更に、50分後ガソリンが足りないトラブル。計算通りには、行かなかった。
ここでピットに入ると、絶望的だったが、ガソリンが足らずにストップする訳にはいかなった。
ピットから無線が入る。「ガス給油するから、ピットインして下さい」
1位から、4位に転落。もう優勝は、絶望的だった。
でも諦めずに、ペースを上げて走ると、3位がトラブルストップ、2位がスピンで脱落。
チェッカーを受けると、2位だった。たなぼたの2位だったけど、結果は結果だ。
運も実力の内というし、これもチーム力の差だと思う。
シリーズランキングも、1位を保ったまま、最終戦へ。
耐久レース / 第3戦 / 最終戦〜予選〜
リザルト / 1位
シリーズチャンピオンがかかった、最終戦。最低でも3位に入らなければ、チャンピオンにはなれない状況。
初戦で優勝してしまったのが、第2戦での油断につながったんだと思う。
最終戦では、初戦と同じ2ストップ作戦で戦う事に。
天候は大雨の中、フリー走行が始った。フリー、予選の担当はオレ。雨が大好きなオレとしては、最高のコンディション。タイヤを換えて、コースイン。
フリー走行を1位で終えた。
迎えた予選では、出走台数40台以上。
オレの判断ミスでクリアラップが取れずに、3位に後退。
最後のチェッカーの周に、何とかポールポジションを獲得。
予選を1位で通過。
シリーズチャンピオンに向けて、1歩近付いた。
耐久レース / 第3戦
〜決勝〜
リザルト / 3位
最終戦は、4時間のレース。
オレはスタートとフィニッシュの、計2時間20分を担当する事になった。
雨のまま、フォーメーションラップが始った。
出走台数が40台以上なので、スタートに失敗すると群に埋もれて接触等のトラブルに巻き込まれる。
雨量もかなりのものなので、いつも以上にスタートに集中して、1位で1コーナーに入る事に成功。
ここから1人旅となる予定だったんだけど、燃費の問題があって、作戦上そんなにペースを上げる事ができない。
ピットから無線が入る。「ペース速過ぎるから、落として下さい」
ドライバーとしては悔しいんだけど、故意に2位にポジションダウン。ゴールは4時間後。
50分経った頃、前に車が表れた。ロスなく抜こうと近付いたら、前車がいきなりスピン。
オレはブレーキング前だったので、速度が120キロ出ていて、そのまま追突クラッシュする所だった。。
この時は、「足がなくなる〜〜」って本気で思いました(苦笑)
1時間10分のスティントを無事に?!終え、ドライバーチェンジ、給油の為にピットイン。
セカンドドライバーの方に交代。
40分後、2位をキープしたまま、ドライバーチェンジの為にピットイン。
サードドライバーの方に交代。順位は2位だけど、順調に作戦通り進んでいる。
20分後、サードドライバーの方が緊急ピットイン。
雨に足をすくわれ、コースアウト、クラッシュでフロントバンパーがはずれかかってた。
このピットインで、5位に転落。この時点で、作戦を変更。
作戦通りだと、ペースを抑えて1時間10分走り切り、チェッカーを受けるはずだった。
でもこのままだと、5位にしかなれない。チャンピオンは獲れない。
監督から「タイヤを換えて、給油して、予選並みのハイペースで走って下さい」
もうオレ達が、チャンピオンを獲るには、それしか方法がなかった。
サードドライバーの方が、予定通りピットイン。
オレは、1周目から全開で走った。
ピットから無線が入る「もっとペース上げて下さい。いって、いって!!」
オレ。。。一生懸命走ってます。。。既にベストラップ更新してます( ̄▽ ̄;
1時間後、4位にポジションアップ。
チャンピオンを獲るには、最低でも3位。後、1台抜かないといけない。
チェッカーまで残り10分。ガソリンもかなりギリギリのところまできてる。
もう駄目かもと思った矢先に、ピットから無線が入る。
「3位の車がトラブルの為、ピットインしてます。3位に上がりました」
最後の最後に、3位に上がって、チェッカーを受けた。
ギリギリだけど、シリーズチャンピオン獲得!
チームIMAとしても、初のシリーズチャンピオンを獲得。
雇って頂いたからには、チームの為に結果で返すしかなかったので、少しほっとしました。
まだ来年の耐久レースは、決定していませんけど、また雇って頂く事があれば全力で頑張ります。
もし、耐久レース等で、「ドライバーが足りない」「優勝したい」等々ありましたら、
是非、試しに私を雇ってみては如何でしょうか?(笑)←笑ってますけど、本気です。
必ずご期待に添える、結果をお返し致します。
私を雇ってみよう!という方!
是非こちらまでご連絡下さい。